続発緑内障を引き起こすケガや病気や副作用
ケガや病気、病気の治療の影響や副作用によって2次的に引き起こされる緑内障を続発性緑内障といいます。
その原因は、水晶体脱臼、ぶどう膜炎、糖尿病網膜症、新生血管緑内障、網膜中心静脈閉塞症などさまざまです。
このほかにも、外傷による緑内障、ステロイド剤の長期使用
による副作用や網膜剥離の手術
の影響でも起こります。
いずれも眼圧が上昇することが原因です。
- ケガで起こる緑内障
- ぶどう膜炎・白内障の炎症で起こる緑内障
- 新生血管の影響による緑内障
- 網膜剥離手術の合併症としての緑内障
- ステロイド剤の副作用による緑内障
- 高齢者に多い偽落屑(ぎらくせつ)症候群
眼に激しい打撃(例えばボクシングなど)が加わると、衝撃で眼の水晶体がずれたり(これを水晶体脱臼といいます)、出血で隅角が詰まって、緑内障を発症することがあります。
この時、虹彩の付け根が外れると、隅角が後退して房水循環がうまく行かなくなることもあります。何年かたってから発症することがあるため、定期的な検査が必要です。
ぶどう膜炎になると、炎症性の細胞が眼球内に拡がります。そのとき、壊れた断片が排出口に詰まることで発症します。白内障でも同じようなことが起きます。
糖尿病網膜症になると、毛細血管が詰まり栄養や酸素不足になります。そのとき脆い新生血管が伸びてくるため房水の流れを邪魔し、眼圧を上昇させます。新生血管緑内障といわれ、難治性です。
網膜剥離の治療で、硝子体手術を行うと眼圧が上昇することがあります。薬でも下がらないときは、緑内障の手術をおこないます。
ステロイド剤の副作用で眼圧が上昇して緑内障になります。長期間の多量投与は避け、眼圧の検査を定期的に行いましょう。
高齢者に多いのが、偽落屑(ぎらくせつ)症候群です。隅角などにフケ状の沈殿物が詰まって、眼圧が(30~40mmHg)と高くなるのが特徴です。
※アントシアニンと緑内障の関係
アントシアニンが緑内障の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
現段階では注目されているに過ぎない栄養素ということになるでしょう。
実際にもその検証が進められている最中です。
でも、そんなの待ってられないですよね。
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