東洋医学での緑内障のとらえかた
東洋医学では緑内障を体内の水の流れが悪いから起こるとし、肝臓や腎臓とも関連づけています。
そのため血液も含めた全身のあらゆる循環を良くするための治療をおこないます。(西洋医学では房水の流れをよくするために手術をおこないますが、)
実際、正常眼圧緑内障の患者さんの中には、冷え性(低体温)で、筋肉の硬さ・コリを感じる方も多く、東洋医学ではこれを「水」の流れが悪いからだと考えています。
ココがポイント!
東洋医学では人体を「血」・「気」・「水」で構成されているとしています。「血」は血液の流れ、「気」は気力、エネルギー、「水」は血液以外の水の流れです。お酒の飲み過ぎなど肝に負担がかかると目に来ますし、腎は水の代謝に関係しています。
漢方薬で眼圧を下げる
漢方薬では緑内障の治療に「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」がよく使われます。
苓桂朮甘湯は首から上の水の流れを良くする働きがあり、頭重感、耳鳴り、めまいなどにも用いられます。実際、この漢方薬で病気の進行が止まったという患者さんもいるようです
(症例)40代女性患者
視界に暗点。視野欠損の自覚はなし。軽度。
眼圧は22.目薬を眼科で処方されている。めまいやふらつきもある。
⇒目薬と並行して苓桂朮甘湯を処方。
めまい、ふらつき解消。眼圧は10~15へと下降。症状の進行を阻止。
鍼灸院でのツボにハリにも効果が
鍼灸院では眼の周辺のツボにハリやお灸をすることで、眼底の血行を良くする治療がおこなわれます。同時に、肝や腎のツボにもハリやお灸をして、基礎体温を上げていきます。
体温が上がれば筋肉も動き、血液循環も良くなり、消化・吸収・排泄の流れがスムースになります。こうした全体の循環が良くなれば眼圧も下がるというわけです。
病院と並行して漢方薬局や鍼灸院を訪ねるのもよいのではないでしょうか。
※アントシアニンと緑内障の関係
アントシアニンが緑内障の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
現段階では注目されているに過ぎない栄養素ということになるでしょう。
実際にもその検証が進められている最中です。
でも、そんなの待ってられないですよね。
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