緑内障治療しながら妊娠できる?
緑内障の薬のほとんどが胎児に対して安全だとはいえません。アメリカのFDA(食品医薬品局)の医薬品の危険度レベルでCに該当します。
アメリカFDAの医薬品の危険度レベル
A:人間に危険はない
B:動物実験で危険はなかったが人間では不明
C:動物実験で危険。人間でも危険性を否定できない
D:人間でも危険
E:人間での危険が証明されているので妊娠中は禁忌
胎児へのリスクが高い薬
次の点眼薬は妊娠中は使わない医師が多いようです。
- プロスタグランジン(PG)関連薬
- 炭酸脱水酵素阻害薬(CAI)
- β遮断薬
レスキュラ、キサラタン、トラバタンズ、タプロス、ルミガンなどの薬です。子宮収縮作用、胎盤血管収縮作用があります。
トルソプト、エイゾプトなどの薬です。胎児が奇形になりやすいです。
チモプトール、ミケラン、ベトブティックなどの薬です。妊娠後期、授乳期に胎児の気道や心臓に悪影響を及ぼすことがあります。母乳を通じてβ遮断薬が胎児に入ると、心肺停止のリスクが上がります。
妊娠期の点眼をどうしたらよいのでしょうか?
一般的に妊娠中は15%ほど眼圧が下がるといいますが、点眼を続けるかどうかは主治医の判断によります。点眼のリスクを説明し、どちらを採るか患者さんに決めさせる場合もあります。
もしも医師の判断に納得がいかなければ、セカンドオピニオンを求めるのもよいでしょう。また開放隅角緑内障の初期なら、経過を見守る程度で妊娠に問題はないようです。パートナーとも良く相談し、最善の方法を選びましょう。
緑内障を治療しながら出産しても大丈夫?
緑内障でも無事に出産して育児に励んでいる方もおられます。
出産時の一時的な眼圧の上昇は、それほど心配ないようです。ただ出産が長時間に及ぶ場合は、帝王切開の処置がとられることがあります。
また緑内障のお子さんへの遺伝については、発症リスクは高まりますが、発症しない人もいます。それよりも健康的な生活習慣を身に着けさせる方がよっぽど大切でしょう。
※アントシアニンと緑内障の関係
アントシアニンが緑内障の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
現段階では注目されているに過ぎない栄養素ということになるでしょう。
実際にもその検証が進められている最中です。
でも、そんなの待ってられないですよね。
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