知っておくべき緑内障目薬の正しいさし方
目薬は上手くささないと効果が半減します。点眼薬の正しいさし方は次のようなものです。
- 下まぶたを指でおし下げる
- 目薬を1滴だけ差す
- そのまま眼を軽く閉じて、1~5分間目頭の下を指で押さえる
下まぶたをおし下げれば、そこに目薬がたまって上手くさせます。
余った分が体内に回って副作用を起こすことを防ぐためです。
薬が鼻やのどに流れ落ちていかないようにしましょう。
また、さすときは次のことに注意してください。
- 点眼薬をさす前に手をきれいに洗う
- 容器の先っぽを目頭に当てない
- 眼の周りに目薬がついたらすぐに拭き取る
- 複数の目薬をさす時は、5分以上の間隔をあける
衛生上のためです。
ばい菌が付着したまま使い続けないためです。
余った成分が体内に回って副作用を起こさないようにするためです。
目薬の効果を半減させないためです。
キサラタンなどプロスタグランジン(PG)関連薬は、まつげなどに付着すると黒ずんだり濃くなったりするので、ティッシュで拭いたり、顔を洗いましょう。
緑内障の目薬のさまざまな疑問
Q.目薬を差し忘れたかも・・・どうしたらいい?
差し忘れに気付いた時に1回差し、次回分からいつも通り差しましょう。余分にさしてしまった場合も同じです。
24時間効果が持続する薬は1日1回させばよく、12時間持続するものは1日に2回、8時間続くのは3回差すことを頭に入れておきましょう。
Q.なぜ目薬には1本5mlのものと2.5mlのものがあるの?
目薬の使用期限が開封してから1か月以内と決まっています。捨てずに済むよう、処方から逆算して1か月で使い切れる量になっています。5mlではだいたい100滴使えます。1日1回の点眼薬なら、片目で100日、両目に使って50日分。1か月分より多いです。
薬の値段は、
- キタラサンなら1mlで739.5円。5mlなら3697.5円。1滴約37円
- デュオトラバだと1mlで1275.2円。1本5mlなら6376円
もします。
1か月たって半分余ってたら3000円以上捨てることになりますよね。
Q.目薬を寝る前にさしてはいけないの?
全く問題ありません。
ただ目薬をいつ差すか決められているものは、きちんと守るようにしましょう。(寝る前にさしたほうが良い目薬もあります。)
かつては添加物の影響で寝る前にさすと良くないといわれていました。しかし現在ではそのようなことはありません。
Q.目薬を途中でやめてもいい?
勝手にやめてはいけません。
効果を感じられないのは、効いている証拠です。仕事が忙しいなど問題があれば、複数の薬を一本化するなど主治医に相談してみましょう。
※アントシアニンと緑内障の関係
アントシアニンが緑内障の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
現段階では注目されているに過ぎない栄養素ということになるでしょう。
実際にもその検証が進められている最中です。
でも、そんなの待ってられないですよね。
早め、早めに手を打ちたい方はここから手に入ります。